2012年12月06日

『死にとうない!』

今朝、中村勘三郎さんが亡くなったというニュース。
まだ57歳。先週は同級生を見送って骨を拾いました
が自分の姿を投影してしまいました。

同じような年回りの人の訃報を聞くにつけ、不本意
ながらやりたき事を多く残し無念の内に人生を終える
間際の心境は如何なものでしょうか。
先月亡くなった金子哲雄さんは41歳。目先の損得話は
あまり好きではありませんでしたが、自身の死をネタに
してまでライフワークを貫く姿勢には畏れ入りました。

以前、辞世の言葉を集めた本を読んでいて表題の言葉
を吐いたという禅僧を見つけ、俄然興味が湧いて伝記
を読みました。

江戸時代後期の禅僧仙豪`梵和尚です。死ぬような修行
の後に悟りを開くも、俗世に身を置き八っあんや熊さん
達に愛された自然人です。

死のみぎわ、高僧と呼ばれる人たちの周りには弟子たち
が集まり辞世の言葉を書きとり、さすがに和尚・・・と
感心されるうちに看取られて逝くのが習わしの様になって
いたとのこと。博多の聖福寺という由緒ある禅寺で黒田の
殿様まで枕元で看取っていたそうです。

『和尚、お言葉を・・』の耳元の声に
『死にとうない・・』耳を疑った高弟が聞き間違いかと
再度『和尚、お言葉を・・』に
『ほんまに死にとうない・・・!』

20101029134837.jpg

布袋様と踊る子供の絵はユーモラスですが、九字も切る指は
経典を表すと云われますが、経典ばかり読んでいても真実は
そんなところには無いという事を絵で表しているそうです。

私はこんな人が大好きです。
                      小東 正洋
posted by セーフティー at 00:57| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月27日

慶弔交錯

先日、長男の結婚式を無事に済ませました。
お天気にも恵まれて神社境内を移動の際は七五三でお参り
の多くの参拝客にも祝福され一安心したところでした。

田舎から友人逝去の知らせが有り帰郷いたしました。
中学・高校・そして大学の4年間は同じ釜の飯を食った男
でした。

棺の顔は昔の脂ぎった悪タレの顔でなく、生気の抜けた旅立
つ人のそれでした。

親や先輩を送るのとはまた違う寂しい瞬間でした。
遣り残したことばかりだろうと思うにつけ、その魂はどこに
安住するのか・・気が滅入るばかりです。

いつ幕が下りるか誰も解らない自身の人生です。
後悔の少ないように精一杯生きるしかないというのが結論です。

                       小東 正洋




posted by セーフティー at 13:05| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月15日

群馬農業技術センター3

先日竣工も間近となった現場に参りました。
一次側の電源を供給いただいたので、ファンの試運転と
風速を計測してコントローラにお使い頂くときわかり易
い様に目安のボリュームをマーキングしました。

P1000040.JPG
床面に到達する時の風速を0.4m位に調整いたしました。

しかし出来上がってみると異空間の感じがします。
天井の表し木材と大判ガラスの組み合わせが意外にレア!
カタチ、構造、使い方それぞれに知恵と工夫が凝らされて
いる気がいたします。

P1000011.JPG
1階の吹抜けの小部屋を2階から眺めた絵ですが採光と大判の
ガラスで拡がりと明るさを感じます。

P1000025.JPG
建物南側の開架書庫エリアです。ラックも組まれて雰囲気が出て
きました。
エコシルフィは空気循環目的で湿気・温度差から保管図書を守る
コンデション維持でラック間の動線部に下降気流が落ちるように
設置してあります。区画壁が無いので広々とした開放空間です。

P1000050.JPG
2階部の通路です。見えている白壁の小部屋は天井が有ったり無
かったりです。屋根のトップライトが良く効いています。
(2階部のベース照明は周縁部に廻した間接照明がメインです)

P1000014.JPG
建物2階中央部です。オープンスペースが執務エリアとなっています。
ここからの眺めは『高さ』を感じさせます。


P1000045.JPG
夏はさておいても差し込む日差しが如何にもぽっかぽっかして暖かそう。
厳しい上州の冬も大丈夫そうです。

隣接の別館は年内竣工で私たちの設置工事も今からですが、並び建つと
一層の迫力を感じさせる構造物となりそうです。

posted by セーフティー at 14:34| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

石巻

先日、エコシルフィのメーカーである北上電設工業の代理店会議
が2年ぶりに開催され、震災後初めて石巻を訪問しました。
いまだ復興途上という事や交通インフラ整備が数年後という事も
あって石巻の復興現状をしっかり見てもらいたいということで、
代理店懇談会と銘打っての開催でした。

街には『支援に感謝します!見ていてください。』というような
力強いメッセージがいたるところに掲げられ、経過した時間と
地元の皆さんの地に足ついた精神の復興を見る思いがしました。

全国の代理店の皆さんと会議、懇親会のあとの2次会は夜の街の
復興確認と称して何軒もはしごで駅周辺や夜の街は以前と何ら変
わりない様子で逞しい限りでした。

翌日はバスを仕立てて頂いてメーカーの仮事務所、そして港湾方面
に出ると集積された瓦礫・スクラップの車、再稼働に向けた工場の
様子などを見ながら海岸線を北上。

片づけの進んだ町並みのいまだ曲がったままの標識やガードレール
の方が津波の影響を残しているような印象でした。

121013_094110.jpg
しかし、峠を越え5m太平洋側に動いたといわれる牡鹿半島の付け根の
女川に着くと景色が一変致しました。何もありません。ここに街と多
くの人の生活があったと言われてもピンとこないというのが正直な処
です。

片づけと整地が進んでいるだけに、風に飛ばされた段ボール箱の様に
横倒しになったSRC造のビルの異様に何が起きたのか、どんな力だった
のか・・想像出来ないけれど倒れてる・・。地元の方も高台から見る目
の前で起きている現実を受け入れることができなかったことでしょう。

一瞬にして全てを失う様な経験とは、精神状態とは如何なものでしょう?
そして、そこから踏み出す力。『泣いて一足 次の一足 唄で出す!』
唄の文句では無いですが何であれ、生きていかなくてはならないのです。

                          小東 正洋



posted by セーフティー at 21:29| 東京 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

群馬県農業技術センター2

P1100767.JPG

ファンの取付が完了いたしました。
高い場所でH=6500ほどあります。
不規則に取り付けられているように見えますが
平面レイアウトを考慮して床面に常時下降気流が
落ちる位置に配置されています。

P1100770.JPG

2Fはトップライトが各所に設けられており、明るい
大空間となっています。構造や意匠の関係で天井照明
を用いず執務用のデスク用手元照明のみだそうです。
おかげでエコシルフィが目立ってしまいます。
(こんなに目立ってしまって良いのかな・・)

汗だくの真夏の屋根上での配管作業から1ケ月余り。
残暑の厳しい9月でしたがようやく上州にも秋の気配。
大活躍だった現場内の扇風機がさみしそうでした。

11月半ばの竣工に向け、急ピッチで進む内装仕上げの
進捗に煽られながらの配線作業があと少し。

赤城おろしの吹く頃には新本館がオープンします。

                      小東 正洋
posted by セーフティー at 08:54| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

水も空気も人も

画像 022.jpg

これは写真右側にワインセラーが有ります。
換気が不全でワインセラーのガラス戸が曇ってしまうために
せっかくの高級ワインの銘柄やボトルがお客様から見えない
という事でファンを斜め上部の天井面に設置して下降気流を
ガラス面に吹き付けて結露を解消させる目的で設置しました。

何事も澱んだり滞るとそこから問題が発生いたします。
空気が動かないと結露から更にカビを発生させてしまいます。
遠洋航海の船の飲水は腐らない。何故かというといつも揺ら
れているからだそうです。

環り流れることは大事なんですね!人も安定を求めたがります
が変化の多い社会の中で動かないことは却って不安定を創る様
です。多少の不安や心配事を抱えて動き回っている方が結果的
には安定感を得られるのかもしれません。

                       小東 正洋
posted by セーフティー at 19:34| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月07日

群馬県農業技術センター1

群農試C1.jpg
画一的な建物はチェーン店などの商業施設に多く建設コスト抑制
や利用者に一定の安心感を与えますが、これを見てください!
お寺ではありません。れっきとした公共施設です。

地元産の木材を多用して、木の持つしなりを計算して和風の大屋根
を懸けふんだんに採光窓が設けられた明るい開放的な大空間誕生です。
傘のような大屋根の下、壁だけの部屋やオープンスペースやら吹抜け
有りと完成したらどんな風に成るんでしょうか?

群農試2.jpg
ピンクの紐が梁から垂れていますがこれがエコシルフィの設置位置です。
大きくしかも歪な空間に気流を創って温熱環境の改善を計る目的で33台
設置の予定です。

群農試3.jpg
立派な木材組みのあらわし天井には配線は目障りという事で屋根の
野地板上に配管を仕込んでいるところです。仕事は大変ですが年内
完成が楽しみです。また進捗をアップします。
                         小東 正洋



posted by セーフティー at 18:06| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月05日

逆縁

先日、末の息子(19才)の高校の同級生が亡くなりました。
ガンとのことで高校時代に発病後は入退院を繰り返された
とのこと。

何とか卒業にこぎ付け、卒業式後のクラス懇談会で母上が
皆に感謝の言葉を述べておられたのを記憶してます。

あれから半年、息子もショックですがご本人の人生の残念
如何ばかりか・・。親御さんの自責にも似たやるせなさを慮
るにつけ、子を持つ親として言葉がありません。

楽天の三木谷社長が阪神大震災に遭遇して、親族や友人・
知人が不幸にも被災して亡くなられたことから『人生最大
のリスクは遣りたいことを遣らずして人生を終わること。』
と奮起して退職・起業されたとか・・。

短い一生を無駄に暮らして更に短いものにしてしまうのが
普通ですが、今が有ることを有り難きものとして大事に
したいものです。

                     小東 正洋
posted by セーフティー at 20:13| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月05日

リスク

image[3].jpg

今なにかと話題のオスプレイです。
先入観なしに考えると合理的で良く出来たヘリのように思います。
滑走路不要・コンパクト格納・速い・大量輸送・長距離飛行と
いい事ずくめですが、その合理性に操縦技量や制御が追い付かない
のでしょうか・・。見る方もいい事づくめに欠点はないのかという
眼で見てしまうから事故映像が一層クローズアップされてしまいます。
安全確認を可能な範囲で行いつつも、どこかのタイミングで決断する
しかないと思います。この世に絶対安全などありませんから!

私も基地の街の住人ですから戦闘機の低空飛行には慣れています。
米軍司令部がありますから、有事の際は多分某国のミサイルの標的
になっていているだろうとも思いますが覚悟しています。

リスクのない世界はありません。何を取るか!どっちを取るかで決
まります。仕事も同じでリスクの無い仕事はありません。
これを恐れては何もできません。

『国民の生活が第一』の新党もありますが、生活も多岐にわたる安心
安全を考えなければいけないので大変です。
オスプレイ配備が考えたくない非常時の特攻ヘリであったとしても、
震災時の福1原発の自衛隊の捨身の放水作業を見れば、安心生活と
非常時の世界は紙一重で、いったん事が起きれば実力部隊に依存せ
ざるを得ない現実社会に私たちは暮らしていることを忘れないよう
にしないと100年の計を誤る気がします。

                        小東 正洋
posted by セーフティー at 17:15| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

安心病

津波被災地のがれきがなかなか減りません!
がれき処理は復興の1丁目1番地と言われながら
1年半にもなろうかというのに20%程度とか・・。

政府の情報の出し方に問題もあったでしょう。
放射能という得体の知れないものに対する怖さも
あるでしょう。

しかしながら、2回目の暑い夏を迎え異臭やハエに
追打ちをかけて悩まされながら目の前の山のような
がれきを眺める日々を強いられる被災者の気持ちを
慮れば自分たちだけが・・という気にはならないも
のでしょうか。

同じ国民としてもっと前向きに対処すべきです。
時に多数決で決めてはいけない意思決定もあります。

曽野綾子さん曰く『安心して暮らせる生活などという
ものを人生を知る大の大人が言うものではない。
そんなものは地震・津波が来なくても、もともとどこ
にも無いのである!多くの人が安心して暮らせる生活
なるものが現世にあるはずと思い始めているとしたら
それは日本人全体の精神の異常事態だ』

皆知らず知らずのうちに病気に侵されていますね。

                  小東 正洋





posted by セーフティー at 20:22| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。